コインランドリーの開業資金について調べていると、「結局、自分の場合はいくらかかるのか分からない」と感じる方は少なくありません。
これは、開業資金が店舗規模によって大きく変わるためです。特に、10坪前後の小規模店舗と、20坪前後の中規模店舗では、必要な初期投資や収支構造が明確に異なります。
本記事では、よく検討される 10坪・20坪の2つのモデルケースをもとに、開業資金の目安と考え方を整理してご説明いたします。
なぜ「坪数別」で考えるべきなのか
コインランドリーでは、坪数がそのまま以下に直結します。
- 設置できる機器台数
- 初期投資額
- 想定売上の上限
- 固定費の大きさ
つまり、坪数は資金計画の軸になります。まずは、自分が想定している規模感に近いモデルを知ることが重要です。
10坪モデル|小規模・低投資型のケース
| 項目 | 予算目安 | 内訳・詳細 |
|---|---|---|
| 機器購入費 | 150〜300万円 | 洗濯機・乾燥機(計5〜7台) ※中古中心 |
| 内装・設備工事 | 250〜500万円 | 給排水、ガス、電気、看板、内装仕上げ |
| 物件取得・諸費用 | 50〜100万円 | 敷金・礼金、仲介手数料、広告宣伝費など |
| 合計目安 | 450〜900万円 | 低リスク・早期回収重視の投資規模 |
特徴と考え方
10坪モデルは、初期投資を抑えやすく、個人開業や副業的運営を検討する方に選ばれやすい規模です。
- 初期投資が比較的少ない
- 固定費を抑えやすい
- 売上の上限は低め
そのため、**「大きく儲ける」よりも「堅実に回す」**考え方が向いています。
20坪モデル|収益性を重視した中規模ケース
| 項目 | 予算目安 | 内訳・詳細 |
|---|---|---|
| 機器購入費 | 400〜700万円 | 洗濯機・乾燥機(計10〜15台) ※新品+中古混合 |
| 内装・設備工事 | 500〜800万円 | 給排水、ガス、電気、看板、内装、防犯カメラ等 |
| 物件取得・諸費用 | 100〜150万円 | 敷金・礼金、保証金、仲介手数料、初期広告費 |
| 合計目安 | 1,000〜1,500万円 | 集客力と運営効率のバランス型投資 |
特徴と考え方
20坪モデルになると、売上規模と投資額のバランスが重要になります。
- 売上ポテンシャルが高い
- 機器回転率を高めやすい
- 固定費も比例して増える
その分、立地選定と資金計画の精度が経営を左右します。
10坪と20坪の比較まとめ
| 項目 | 10坪モデル(小規模) | 20坪モデル(中規模) |
|---|---|---|
| 初期投資 | 低め(450〜900万円) | 高め(1,000〜1,500万円) |
| 売上上限 | 小 | 中〜大 |
| 固定費 | 抑えやすい | 高くなりやすい |
| 難易度 | 比較的低い(副業・個人向け) | 計画性が必要(事業投資向け) |
どちらが正解ということはなく、目的と資金余力によって適正規模は変わります。
モデルケースは「目安」で考える
ここで紹介した金額は、あくまで一般的な目安です。実際には、
- 中古機器の活用度合い
- 物件の状態(居抜き・スケルトン)
- 地域の工事単価
などによって、数百万円単位で変動することもあります。
そのため、モデルケースを「そのまま当てはめる」のではなく、自分の条件に近づけて考えることが重要です。
次に考えるべきポイント
坪数別の資金感が見えてきたら、次のステップは、開業資金をどう抑えるか、どこにお金をかけ、どこを削るか、という実践的な検討です。
次の記事では、開業資金を抑えるための具体的なポイントについて、実務目線で解説していきます。
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