「コインランドリーは20坪以上ないと成り立たない」と思われがちですが、実際には10坪前後でも、立地と機器構成を絞れば十分に成立します。
特に中古機器を活用し、 機器点数を最小限に抑えた構成にすることで、
- 初期投資を抑えられる
- 固定費を軽くできる
- 失敗時のダメージを小さくできる
といったメリットがあります。
10坪店舗の事業モデル
今回のモデルは、以下のような現実的な前提で設計します。
- 店舗面積:10坪(約33平方メートル)
- 運営形態:無人運営(スタッフ常駐なし)
- 立地:都市部〜準都市部の住宅エリア
- 機器メーカー:TOSEI(トーセイ)中心
新品ではなく、状態の良い中古機器を前提としています。
10坪で成立する機器構成例
推奨機器セット(最小構成)
- 洗濯機(10kgクラス):2台 / 日常洗い向け・回転率重視
- 洗濯乾燥機(洗10kg/乾6kgクラス):1台 / 大物・雨天対応
- 乾燥機(14kg前後):2台 / 売上の主軸
- 両替機:1台 / 千円札対応(集中精算機 or 個別精算)
合計:5台構成
※10坪ではこれ以上増やすと、動線・待機スペースが厳しくなります。
機器費用の目安(中古・TOSEI中心)
- 洗濯機(10kg):約40万円/台 × 2台 = 約80万円
- 洗濯乾燥機(10kg/6kg):約90万円/台 × 1台 = 約90万円
- 乾燥機(14kg):約60万円/台 × 2台 = 約120万円
- 両替機:約25万円/台 × 1台 = 約25万円
機器合計:約315万円
新品構成だと600〜700万円超になるケースが多く、中古活用の効果が最も出やすい部分です。
設置・工事費用の目安
10坪でも、工事費は「機器台数に比例」するため、面積の割に安くはなりません。
主な工事費内訳
- 給排水工事
- ガス配管工事
- 電気工事 (三相200V含む)
- 機器搬入・据付
- ダクト工事(乾燥機)
工事費の目安
- 設置工事:約120〜150万円
- 機器搬入・据付:約30〜40万円
工事関連合計:約150〜190万円
10坪モデルの初期投資まとめ
- 機器代:約315万円
- 設置・工事費:約170万円
- 内装・雑費:約230〜550万円
初期投資合計:約715〜1,035万円
※居抜き物件や既存配管が使える場合は、さらに圧縮可能です。
10坪モデルの収支イメージ
月間売上の目安
- 平日:1日 8,000〜12,000円
- 休日:1日 15,000〜20,000円
月商:約25〜35万円
月間経費の目安
- 光熱費:7〜9万円
- 消耗品・保守:2〜3万円
- 賃料(10坪):5〜8万円
月間固定費:約15〜20万円
月間利益イメージ
約8〜15万円前後
10坪モデルが向いている人・向かない人
向いているケース
- 初期投資を抑えて始めたい
- 副業・初店舗として試したい
- 立地に一定の生活需要がある
向かないケース
- 初年度から大きな利益を求める
- 広域集客を狙う
- 多台数で回転率を取りたい
まとめ|10坪は「小さく始めて失敗しにくい」
10坪モデルは、大きく儲けるためのモデルではなく、失敗しにくいモデルです。
中古機器を中心に台数を絞り、初期投資を500万円前後に抑える。
この条件が揃えば、10坪でも十分に成立するコインランドリーは現実的に可能です。
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