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20坪の場合はいくらかかる?中規模コインランドリーの資金計画例
開業・資金計画
2026.05.15

20坪の場合はいくらかかる?中規模コインランドリーの資金計画例

20坪の場合はいくらかかる?中規模コインランドリーの資金計画例

10坪モデルでは「初期投資を抑えて始める」という考え方が中心でしたが、20坪クラスになると、コインランドリー経営の考え方は一段階変わってきます。

20坪は、売上の上限をある程度確保しながら、設備投資とのバランスを取りやすいサイズであり、個人オーナーから法人まで幅広く選ばれているボリュームゾーンです。

本章では、20坪の中規模コインランドリーを想定し、必要な設備構成と初期費用、資金計画の考え方を具体的に解説いたします。

20坪モデルの基本的な考え方

まず、20坪モデルの特徴を整理します。

  • 設置できる機器台数に余裕がある
  • ピーク時間帯の回転率を高めやすい
  • 新品機器の導入も現実的な選択肢になる

10坪では「最低限の設備構成」が前提でしたが、20坪では需要を取りこぼさない設計が重要になります。

そのため、

  • 「初期投資をいくらまで許容するか」
  • 「どの程度の売上規模を目指すか」

を事前に整理しておくことが欠かせません。

20坪モデルの想定機器構成例

ここでは、実際に多く採用されている標準的な構成を例にします。

  • 洗濯機(10kgクラス)×3台
  • 洗濯乾燥機(洗10kg/乾6kgクラス)×2台
  • ガス乾燥機(14kg前後)×4台
  • 両替機 ×1台
  • 集中精算機(任意)×1台

20坪では、洗濯専用機・洗濯乾燥機・乾燥機をバランスよく配置することで、利用者の待ち時間を減らし、売上の最大化を図ります。

中古機器を中心にした場合の初期費用目安

まずは、中古機器をメインに構成した場合です。

機器費用(中古)

洗濯機・洗濯乾燥機・乾燥機一式
約450〜550万円前後

台数が増える分、10坪モデルよりは上がりますが、新品と比べると依然として投資効率は高い水準です。

設置・設備工事費

給排水・ガス・電気・ダクト工事
搬入・据付費
約180〜220万円前後

20坪ではダクト延長やガス容量増設が必要になるケースも多く、10坪よりやや高めに見ておくのが安全です。

内装・その他費用

床・壁の簡易内装
看板、備品、開業準備費
約500万円前後

中古中心モデルの初期投資合計

約1,130〜1,270万円前後

新品機器を組み合わせた場合の資金感

20坪になると、新品機器を一部導入する選択肢も現実的になります。

例えば、

  • 稼働率の高い洗濯乾燥機のみ新品
  • 故障リスクを抑えたい主力乾燥機を新品

といった新品+中古のハイブリッド構成です。

新品併用モデルの初期投資目安

  • 機器費用:650〜750万円
  • 工事費:180〜220万円
  • 内装・その他:500万円前後

→ 合計:約1,330〜1,470万円前後

この価格帯が、20坪モデルでよく見られる投資レンジになります。

20坪モデルの売上イメージと収益性

20坪クラスになると、立地条件が平均的であっても、以下のような売上レンジが見込まれます。

  • 月商:40〜70万円前後
  • 年商:480〜840万円程度

もちろん立地や競合状況により差はありますが、10坪モデルと比べると売上の上限が明確に広がる点が特徴です。

一方で、家賃、光熱費、修繕費といった固定費も増えるため、「売上を伸ばす前提の設計」が重要になります。

20坪で失敗しやすい資金計画の例

20坪モデルでよくある失敗は、次のようなケースです。

  • 設備を詰め込みすぎて初期投資が膨らむ
  • 立地に対して過剰な設備投資を行う
  • 売上想定が楽観的すぎる

20坪は「余裕がある分、やりすぎやすい」サイズでもあります。

そのため、

  • 設備は段階導入も検討する
  • 初期は8割稼働を目標にする
  • 追加投資の余地を残す

といった設計が、長期的な安定につながります。

まとめ|20坪は”戦略的にお金をかける”サイズ

20坪のコインランドリーは、

  • 初期投資:700〜1,300万円前後
  • 売上規模:中〜大
  • 設備選択の自由度が高い

という特徴を持っています。

10坪のように「とにかく抑える」でもなく、大型店のように「全面新品で勝負」でもない。
どこにお金をかけ、どこを抑えるかを設計できる人に向いたサイズ、それが20坪モデルです。

この資金感を理解したうえで計画を立てることで、無理のない開業と、持続的な経営が見えてきます。

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